当社について | 株式会社エムティアール|世界が信頼する高品質なロッドエンド

当社について

about

ご案内

MTRは積極的創造と
万全の品質保証体制の
ロッドエンド専門メーカー

世界的大手企業の特殊車両用部品として、その顧客との共同研究により開発された独創的なロッドエンドが全面的に採用されて10余年経過し、米国、カナダ、アラスカ、EU連合、北欧等世界各地で幅広く愛用されております。品質保証体制は、品質マネジメントシステムによる継続的改善を実施しており、2004年6月『ISO9001/2000』の認証を取得、その後も認証の定期審査に合格し、継続維持しております。
また、2017年2月『ISO14001:2015』の認証を取得、環境問題にも取り組んでおります。

会社品質方針

理念

株式会社エムティアールは、技術研鑽とロッドエンド等の金属製品の品質向上に全社一丸で取組み、顧客感動を目指します。
また、地域及び地球規模での環境保全の重要性を深く認識し、加工業務の各段階における環境とのかかわりを評価し、業務の遂行にあたり、環境調和型社会の実現に寄与します。

2018年5月13日 株式会社エムティアール
代表取締役 宮本 宏晃

2018年5月13日
株式会社エムティアール
代表取締役 宮本 宏晃

MTRロッドエンドとは

1.構造と特徴

MTRロッドエンドとは、ボールとハウジングを球面接触させた構造にて、大きな引張り破断許容荷重とボール抜け許容荷重を有しており、また傾き許容角度もボールベアリングより遥かに大きい自動彫心形球面滑り軸受けです。

2.形式

潤滑方式により、給油シリーズと無給油シリーズがあります。

2-1 給油シリーズ

ボールとハウジングの間に銅合金インサートを挿入し、グリースニップルを取り付け、オイル潤滑、グリース潤滑いずれにも対応出来るようにしております。
おねじタイプとめねじタイプがあり、右ねじ、左ねじ共に製作可能です。

2-2 無給油シリーズ

ハウジング内径面にテフロンを挿入し、ボールとテフロンを接触させ、固体潤滑を行うようにしております。  使用中に給油する必要がないため、日常のメンテナンスが不要ということで需要が増加しています。おねじタイプとめねじタイプがあり、右ねじ、左ねじ共に製作可能です。
また、ねじなしタイプ(丸形ロッドエンド)もあります。

3.材質
3-1 ボール

1.標準品は、高炭素クローム軸受鋼SUJ2を焼き入れ焼き戻しを行い、硬度HRC58以上として使用しております。

2.耐食性が要求される場合は、ステンレス鋼SUS440Cを熱処理し、高度HRC56以上として使用しております。

3.特殊使用として、耐衝撃性が要求される場合にはクロームモリブデン鋼SCM415を浸炭焼き入れして使用することも可能です。

3-2 アウターレース(丸形ロッドエンド)

1.S35C・SUS303・SUS403を使用しております。

4.表面処理
4-1 ボール

外観価値を良くし、耐食性を高めるために硬質クロームメッキを行うことができます。

4-2 ハウジング

亜鉛メッキ後クロメート処理を行っております。

5.インサート(固体潤滑)
5-1 給油シリーズ

銅合金(C2700)メタルを挿入し、グリースニップルよりオイルまたはグリースを注油する構造になっております。

5-2 無給油シリーズ

特殊充填剤配合のフッソ樹脂と柔軟で強靭なブロンズメッシュの複合材であるテフロン(TFE)を挿入しております。完全無給油で長時間使用可能、低摩擦、耐荷重性に優れたクリープ特性、-50℃~+120℃と範囲に使用できるという特長があります。

6.その他
6-1 標準品はメートルサイズです。

標準品はメートルサイズです。インチサイズの製造は終了いたしました。

6-2 すきま(がた)

顧客の使用条件を考慮し、ラジアルすきま、アキシアルすきま共、種々の大きさに対応しております。

6-3 回転調子、回転起動トルク、揺動トルク

顧客の使用条件を考慮し、種々の重さ、大きさに対応できるように設計、制作面で特別に配慮しております。

6-4 強度増大タイプ 

1.丸型ロッドエンドをハウジングに圧入し、引っ張り破断強度の増大対策をしたものを製作しております。(DRF、DRM)

2.顧客の要望により、片側だけハウジングをかしめ強度増大対策をしたものも製作しております。

6-5 品質保証体制

品質マネジメントシステムを構築し、ISO9001:2008の認証を2004年6月25日に取得しました。
従って製品の品質面で顧客にご迷惑をおかけすることはないと確信しております。